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エアアジア X、2024年第2四半期決算報告を発表

純利益480万リンギットを計上し、8四半期連続で黒字を達成

  • 旅客数が前年同期比42%増加し、付帯収入も増加したことで、売上高は30%増の6億6,910万リンギットに

  • 主要市場で春の旅行シーズンと重なり、搭乗率は7%ポイント増の83%に

  • ユニットコストは13.90セン/2.94米セントと、同業他社の中でも最も低い水準を維持
    ※ユニットコスト:有効座席キロ(ASK)あたりのコスト

  • 旅客1人当たりの付帯収入は前年同期比5%増の248リンギットと堅調
    エアアジア・グループとの連携強化により、乗り継ぎ(FlyThru)サービス利用率は22%と好調

  • タイ・エアアジア Xは平均旅客運賃が727リンギットに上昇したことにより、純利益1,100万リンギット以上を達成

  • マレーシア証券取引所にサーキュラー草案を提出し、企業活動が大きく進展。承認後21日以内に臨時総会を開催し、最大10億リンギットの資金調達へ

  • 2024年6月には、地域の航空会社の中で最も高い定時運航率91%を達成

SEPANG, 28 August 2024 - エアアジア X バハッド(エアアジア X)は、2024年第2四半期(2024年4月1日~2024年6月30日)にて、航空旅行需要の回復に支えられ堅調な業績を達成しました。

2024年第2四半期、エアアジア Xは前年同期比30%増となる6億6,910万リンギットの売上高を記録しました。当四半期の金利・税金・償却費控除前利益(EBITDA)は5,840万リンギットを計上し、純利益は480万リンギットとなりました。

当四半期の旅客数は前年同期比42%増の88万人以上となり、提供座席数の前年同期比30%増を上回る成長率を示しました。主要市場では春の旅行シーズンと重なり、搭乗率は83%と堅調で、前年同期比で7%ポイント増加しました。また、需要の高い中国、インド、日本路線では90%に近い搭乗率を記録しました。当四半期における平均旅客運賃は458リンギット(前年同期は650リンギット)でした。

付帯収入は、旅客数の増加と1旅客あたりの付帯収入の増加(前年同期比5%増の248リンギット)により、前年同期より48%以上増加し、2億1,820万リンギットとなりました。これは、顧客パーソナライゼーションの最適化や予約フローの改善を含むさまざまな製品・サービスの強化、およびデータの活用が推進要因となりました。また、SANTANが機内で提供する食品・飲料に最新のトレンドを取り入れたことも、付帯収入増に寄与しました。

ネットワークに関しては、エアアジア Xは4月に西安への運航を再開し、北京、成都、杭州、上海を含む5都市への乗り入れを行うことで、中国路線での存在感をさらに高めました。また、レジャーで人気のあるバリへの旅行需要に応えるため、クアラルンプール=バリ間のフライトを週14便に増便しました。2024年第2四半期の運航区間数は合計2,916区間となり、前年同期比31%の増加を示しました。週あたりの運航便数は平均128便となりました。

関連会社のタイ・エアアジア Xは、前年同期比7%以上増となる3億7,890万リンギットの売上を達成し、純利益は1,100万リンギットを超えました。これは、2024年第2四半期における旅客数が前年同期比16%増の362,596人となり、搭乗率も前年同期比6%ポイント増の84%と堅実に推移したためです。タイ・エアアジア Xの市場における需要は堅調で、旅客数の増加は有効座席キロ(ASK:総座席数と輸送距離の積)の増加を前年同期比で3%以上上回りました(当四半期の有効座席キロは18億7,000万)。また、平均旅客運賃も727リンギットと健全な水準となりました。

2024年6月末時点で、エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が18機で、そのうち16機が稼働中です。2024年第3四半期には17機目の機材を再稼働させ、年末には18機目も再稼働させる予定です。タイ・エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が8機で、そのうち6機が稼働中です。タイ・エアアジア Xは、第3四半期に9機目、第4四半期に10機目の機材を導入予定です。

エアアジア Xのベンヤミン・イスマイル(Benyamin Ismail)最高経営責任者(CEO)は次のように述べています。「需要と市場の状況、そして機材の拡大に応じて成長を続けていきます。今年下半期に予定している2機の再稼働は、当社の業績向上に貢献すると期待しています。また、マレーシア・リンギットの上昇とジェット燃料価格の低下による収益増も見込んでいます。」

さらに、次のようにも述べています。「エアアジアブランドの航空会社グループであることを活かし、効率的かつ相乗効果のある戦略を進めたことで、当社の乗り継ぎ(Fly Thru)サービス利用率は22%と堅調に推移しました。相乗効果を活かすことは、より大きな航空グループを確立するために進めているキャピタル A バハッド(キャピタル A)の航空事業の買収に向けた当社の取り組みにおいて特に重要です。」

2024年8月初旬、エアアジア Xは、キャピタル Aが保有するエアアジア・アビエーション・グループ・リミテッド(AAAGL)およびエアアジア・バハッド(AAB)の全株式取得に関する提案の詳細を記載した上場申請書およびサーキュラー草案をマレーシア証券取引所に提出しました。プロセスの迅速化を図るため、同社は計画中の買収を直接実施することも発表しました。現在、サーキュラー草案はマレーシア証券取引所によって審査中であり、承認後21日以内に臨時総会(EGM)を開催し、年末までに買収を完了する予定です。同時に、最大10億リンギットの資金調達提案も進行中です。今後、株主へのサーキュラーで提案された買収に関する詳細を共有する予定です。