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エアアジア Xは5四半期連続の純利益を計上し、PN17(注意銘柄指定)を解除に

SEPANG, 21 November 2023 - エアアジア X バハッド(「当社」)は、2023年7月1日から9月30日までの2023年第3四半期(以下「2023年第3四半期」)の決算、およびPN17(注意銘柄指定)解除につきブルサ・マレーシア証券取引所に対して行った申立ての結果を発表しました。エアアジア Xは、2023年第3四半期において560万リンギットとなる純利益を計上しました。また、PN17解除となる条件を満たしたことにより、エアアジア Xは2023年11月22日よりPN17指定を解除されます。

過去12カ月間に渡り、運航の正常化を図ってきたエアアジア Xは、前年同期比で6倍以上となる6億4,840万リンギットの収益を記録し、2019年と比較し約64%のレベルまで回復しましたが、当四半期中、定期運航便の復便が進み提供座席数も増加した結果、米ドルに対するマレーシアリンギット安も影響し運航経費は増加しました。このようなコスト高、為替の下落傾向、過去の傾向を振り返っても低調な四半期だったにもかかわらず、エアアジア Xは560万リンギットの純利益を計上しました。

1年前と比べ、ネットワークも拡大し運航便数が増えため、第3四半期の座席数は前年同期比9倍以上の100万席を超え、送客数は前年同期比10倍となる80万7,000人超となり、搭乗率は前年同期比7%増の80%となりました。座席数の増加、およびネットワークの復旧に伴い、有効座席キロ(ASK)は44億1,200万座席キロと、前年同期比で12倍近い伸びとなりました。前四半期との比較では、座席数は24%増、有効座席キロは26%増となりました。

第3四半期中、エアアジア Xはインドで2番目の就航地となるアムリトサル、および中国で4番目の就航地となる成都へそれぞれ就航を果たし、エアアジア Xの中核市場への回帰に向けた意欲を一層明確にしました。エアアジア Xの運航便数は、前年同期の23便から、第3四半期末には週114便に増加し、前四半期比では19%増加となりました。

コスト面では、航空機燃料費の増加を整備・修理費用の減少で緩和しつつ有効座席キロ26%増加させたことにより、ユニットコスト※は前年度比11.70セン(1リンギットは100セン)と正常化しました。エアアジア Xのユニットコストは同業他社の中で最も低く、このような当社のコスト構造は今日の経営環境において極めて重要となります。有効座席キロあたりの収入(RASK)は、増収を背景に14.69センを記録しました。 ※CASK:1座席キロメートル(ASK)あたりのコスト

関連会社となるタイ・エアアジア X(TAAX)は、前年同期比で10倍以上となる2億8720万リンギットの総収入を記録し、2019年の水準に対して79%近く回復しました。今期、事業再生計画の承認を受けたタイ・エアアジア Xは、同四半期にて7億5,210万リンギットの純利益を計上しました。

運航便増加に伴い営業費用も増加したため、タイ・エアアジア Xは3,830万リンギットの営業損失を計上しました。一方、タイ・エアアジア Xは同四半期にて総計342,078人を送客し、前年同期比約5倍となる416,053席の座席数を供給しつつ、82%の搭乗率を記録する好調な業績となりました。タイ・エアアジア Xは上海便を週6便に増便するなどを含め、全体での便数は前四半期比で15%の増加となりました。提供座席数、および増便により、タイ・エアアジア Xの有効座席キロは前年同期比約6倍の伸びを記録し、第3四半期には17億9700万座席キロとなりました。

また今回の発表の中で、エアアジア Xのベンヤミン・イスマイル最高経営責任者(CEO)は「全体的な財務状況としては、エアアジアXの現金残高は前四半期比2%増の1億1,960万リンギット、株主資本は前四半期比6%以上増の1億250万リンギットであった」と述べています。