エアアジア X、2024年第3四半期決算報告を発表

  • 84%の堅調な搭乗率と付帯収入40%増を背景に、売上高は23%増の7億9,500万リンギットに拡大

  • 外国為替差益により純利益1億2,160万リンギットを達成、ユニットコストは業界内で最も低い水準の3.14米セント、燃料費を除いたユニットコストは1.48米セントを維持

  • 旅客数は34%増加し、提供座席数の増加率27%を上回る成長

  • 運航再開以来、9四半期連続で黒字を維持

  • 関連会社のタイ・エアアジア Xは平均旅客運賃を613リンギットに維持しつつ、純利益5,500万リンギットを計上

SEPANG, 29 November 2024 - エアアジア X バハッド(エアアジア X)は、2024年第3四半期(2024年7月1日~9月30日)の決算報告(未監査)を発表しました。

2024年第3四半期、エアアジア Xは前年同期(2023年第3四半期)の6億4,840万リンギットから23%増の7億9,500万リンギットの売上高を達成しました。これは、旅客数が前年比34%増加し、84%の堅調な搭乗率を記録したことによるものです。当四半期における金利・税金・償却費控除前利益(EBITDA)は7,620万リンギットを計上しました。一般的に需要が低くなる第3四半期にもかかわらず、エアアジア Xの純営業利益は約300万リンギットを計上し、純利益は外国為替差益により1億2,160万リンギットとなりました。

また、エアアジア Xの当四半期の旅客数は前年同期比34%増の1,084,049人に達しました。搭乗率は前年同期比より4ポイント高い84%を記録し、市場の堅調な需要を示す結果となりました。提供座席数は前年同期比27%増の1,284,871席に拡大し、稼働機材数は前年の14機から16機に増加しています。

1旅客あたりの付帯収入は前年同期比4%増の247リンギットと好調で、この結果、旅客数の増加と相まって総付帯収入は前年比約40%増の2億6,750万リンギットとなりました。

当四半期のユニットコスト(CASK)※は13.98セン/3.14米セント、燃料費を除いたユニットコストは6.57セン/1.48米セントとなりました。過去12カ月間の運航拡大および2023年第3四半期における引当金の戻し入れの影響でユニットコストは増加しましたが、業界内で引き続き最も低い水準を維持しています
※CASK:有効座席キロ(ASK)あたりのコスト

関連会社のタイ・エアアジア X(TAAX)は、前年同期比5%増の3億70万リンギットの売上を記録しました。タイ・エアアジア Xの当四半期における旅客数は342,533人で、搭乗率は80%と堅調でした。平均旅客運賃は613リンギット、1旅客あたりの付帯収入は132リンギットと高い水準を維持しました。タイ・エアアジア Xは当四半期において5,500万リンギットの純利益を計上しています。

2024年9月末時点で、エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が18機(そのうち16機が稼働中)、タイ・エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が8機(そのうち6機が稼働中)となります。

2024年10月16日、エアアジア XはキャピタルAの航空事業買収案に関して株主からの承認を得ました。現在、取引完了に必要な前提条件を満たすための手続きを進めており、その中には現在進行中の第三者割当増資案が含まれています。この増資案については、関連する承認が得られた後にブックビルディングが行われる予定です。本取引に関連するさらなる発表は、適宜行う予定です。