エアアジア、A321XLR導入契約を締結し、世界初のローコスト・ナローボディ・ネットワークキャリアとして世界の旅行を変革
エアアジアは、グローバルなローコスト航空会社としてネットワークを拡大するため、70機のエアバスA321XLR型機の導入に向けた覚書(MoU)を締結し、クアラルンプールとバンコクを主要航空ハブとして位置づける。
A321XLR導入により、中央アジア、中東、ヨーロッパなどの長距離かつ未開拓の路線へ、より効率的な運航が可能に。
エアアジア・グループは2030年までに年間旅客数1億5,000万人、創業以来の累計旅客数15億人の達成を目標に。
A321XLRは、座席あたり最大20%の燃料消費削減を実現し、運用効率を高め、グループの環境パフォーマンス目標を推進。
写真: アンワル・イブラヒム・マレーシア首相立ち合いのもと、パリで行われた、キャピタル AのCEOトニー・フェルナンデスとエアバス社のクリスチャン・シェラー商用航空機部門CEOによる覚書署名式
PARIS, 5 July 2025 – キャピタル A バハッドの完全子会社であるエアアジア X バハッドは、エアバス社との間で総額122.5億米ドルに相当する50機のA321XLR購入と、20機の取得権に関する契約を締結しました。この契約により、エアアジアはマルチハブ戦略を基盤とした世界初のローコスト・ナローボディ・ネットワークキャリアへの大きな一歩を踏み出します。航空機は2028年から2032年にかけて納入される予定です。
この契約は、アンワル・イブラヒム・マレーシア首相(Prime Minister of Malaysia YAB Dato’ Seri Anwar Ibrahim)の立会いのもと、キャピタル AのCEOトニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)とエアバス商用航空機部門CEOであるクリスチャン・シェラー(Christian Scherer)によりパリで署名されました。
キャピタル AのCEOであり、エアアジア・グループ顧問、そして経営理念の守護者でもあるトニー・フェルナンデス(Tony Fernandes)は次のように述べています。「私たちはアジアにおけるローコストトラベルの先駆者でした。そして今、次の段階へと進もうとしています。エアアジアは、世界初のローコスト・ネットワークキャリアなるための変革の道を歩んでいます。これは飛躍的な成長であり、ASEANを越えて地域間を結び、空の旅をさらに身近なものにする挑戦です。私たちはASEANの人々にアジアを旅する機会を提供してきました。今度は、世界の人々にASEANを見てもらい、ASEANの人々に世界を見てもらいたいのです。A321XLRとA321LRはこのビジョンを可能にするゲームチェンジャーです。世界をより近くに感じられるよう、私たちが先頭に立つことを誇りに思います。空をさらにエアアジアの赤で染めていく日が待ちきれません。」
エアバスのクリスチャン・シェラー(Christian Scherer)商用航空機部門CEOは次のように述べています。「エアアジア・グループが次の発展段階を迎えるにあたり、この契約を締結できたことを嬉しく思います。成長軌道に復帰したエアアジアは堅実な機材効率を生み出し、グローバルネットワークを拡大できるようになりました。A321XLRはエアアジアに世界中の主要都市と地方都市を直行便で結ぶ新たな機会をもたらします。」
次世代型のA321XLRは、エアアジアが保有するA320ファミリーおよびA330型機を含む全エアバス機材と並行して運用され、アジア内外への卓越した接続性を実現するという長期戦略を支えます。さらに、路線経済性の向上、機材の稼働率改善、運用効率の向上を通じて、ローコストモデルを維持します。エアアジア・グループは2030年までに年間1億5,000万人の旅客数を目標としており、累計で15億人の旅客数達成を目指します。
この新しい機材はこの変革において重要な役割を果たします。エアアジアのマルチ機材戦略は、需要に応じた座席供給と燃料消費削減を可能にします。そして競争の激しい国際市場において持続可能でコスト効率の高い成長モデルを支えます。また、A321XLRはまた、エアバスA321neo機に比べて座席あたり最大20%の燃料消費削減を実現し、排出性能と運用効率を大幅に向上させます。