エアアジア X、2024年第1四半期決算報告を発表

8%以上の利益率で8,010万リンギットの純利益を計上
ユニットコストは同業他社より低い2.95米セントを記録
付帯収入は1人当たり251リンギットで過去最高に

  • 旅客数90%増に伴い、売上高は前年同期比66%増の9億890万リンギットを計上

  • ピーク時の旅行需要が牽引し、第1四半期の搭乗率は83%

  • ユニットコストは同業他社より低く、13.93セン/2.95米セント 

  • 付帯収入は過去最高の1人当たり251リンギット

SEPANG, 27 May 2024 -  エアアジア X バハッド(以下エアアジア X)は、第1四半期(2024年1月1日~2024年3月31日)決算報告を発表し、同社の力強い成長軌道を示しました。

エアアジア Xは第1四半期にて前年同期比66%増となる9億890万リンギットの売上を計上しました。提供座席数は1,155,788席となり、旅客数は前年同期比90%増の959,623人を記録しました。主要な祝祭日、学校休暇などによる高い需要もあり、エアアジア Xの搭乗率は83%を記録し、前年同期比3%ポイントの増加となりました。中国、インド、日本の主要路線では搭乗率90%以上を記録し、有効座席キロ(ASK:総座席数と輸送距離の積)は市場の堅調な需要に合わせて前年同期比4%増加しました。当四半期にて、エアアジア Xは、8,010万リンギットの純利益を計上し、売上に対する利益率は8%以上となりました。

コスト面では、当四半期のユニットコスト(CASK)※は、13.93セン/2.95米セントと同業他社の中でも最も低く、前四半期と比べ約11%減少(前四半期は15.71セン/3.35米セント)しました。これは主にジェット燃料価格の緩和や有効座席キロが増えたことによる運用費用の低減によるものです。当四半期では、有効座席キロあたりの収入(RASK)は18セン、平均運賃は650リンギットとなりました。前四半期と比較し、有効座席キロあたりの収入は5%改善しています。※CASK:有効座席キロ(ASK)あたりのコスト

当四半期において、旅客1人当たりの付帯収入は前年同期比3%増となる過去最高の251リンギットに達しました。この結果は、個人のニーズに応えつつ市場の需要に合わせた新製品の提供、予約プラットフォームの改善、そしてSantanによる人気の飲食ビジネスとの提携による食品・飲料の導入が大きな役割を果たしました。

ネットワーク面では、中国へのビザ免除政策が2025年まで延長されたことに伴い、成都、北京、上海などの人気都市への路線を増便するとともに、インドネシアのリゾート地バリへの路線も増便しました。当四半期の運航区間数は前年比85%増の3,184区間となり、平均で週135便となりました。

関連会社であるタイ・エアアジア Xでは、当四半期の売上は前年同期比52%増の5億4,340万リンギットでしたが、5,580万リンギットの為替差損があり純利益は4,640万リンギットとなりました。運用面では、タイ・エアアジア Xの旅客数は前年同期比51%増の437,764人に達し、搭乗率は前年同期比1%ポイント増の89%を記録しました。市場の堅調な需要を示すように、タイ・エアアジア Xの供給座席数と有効座席キロAは前年同期比それぞれ49%増(492,497席)と37%増(21億9,900万)となりました。

2024年3月末時点で、エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が18機(そのうち16機が稼働中)、タイ・エアアジア Xの保有機材数はエアバスA330が7機(そのうち6機が稼動中)となります。